お知らせ

日本文学研究者の故ドナルド・キーン先生の長男キーン誠己氏より、新型コロナウィルス感染拡大の対策へと100万円のご寄附をいただきました。

ドナルド・キーン先生は奥の細道文学賞の選考委員を長年務められ、平成31年4月にオープンした日本文化関連施設「漸草庵(ぜんそうあん)　百代(はくたい)の過客(かかく)」の命名者でもあります。草加市の奥の細道を通じたまちづくりに多大なるご支援をいただき、同25年度には、その功績により草加市文化賞を受賞され、同31年2月にご他界されました。

このたびの寄附に際し、キーン誠己氏からはウィルス感染拡大防止に従事する医療や福祉に携わる方々へのねぎらいの言葉や不要不急の外出を控え、自宅で過ごす市民の皆様が文化や芸術に触れることの意義についての直筆のメッセージをいただきました（メッセージ本文は別添のPDFデータをご覧下さい）。
草加市では、キーン誠己氏からいただいたご寄附を、医療従事者が使用するためのマスクや防護服の購入費として活用させていただく予定です。

また、中央図書館の3階一般室には、キーン先生が遺された著作を紹介する『ドナルド・キーンコーナー』を設置しております。現在は、空調設備等改修工事のため休館しておりますが、今年8月上旬に再オープンした際には、ぜひこのコナーをご覧いただき、キーン先生の偉業に触れていただければと思います。

キーン誠己氏からのメッセージ

キーン誠己氏

中央図書館のドナルド・キーンコーナー